一般社団法人日本POPサミット協会
会長 安達昌人
明けましておめでとうございます。
会員の皆様には、良いお年をお迎えのこことお喜び申し上げます。
一般社団法人日本POPサミット協会は、昨年8月1日をもって第8期を迎えました。これも、会員皆様のご協力とご尽力のお陰と感謝申し上げます。
昨年も、ホームページ等のPR効果により、各界の研修・制作事業などの実績を高めることができました。特に「サミットin東京」の全国大会において著しい成果を見たことは、大きな喜びとするところです。
本年も、続いて事業活動の活発化を図るとともに、「サミット」の開催等も計画しておりますので、会員皆様のいっそうのご協力を仰ぐ次第です。
さて、総会の際に、来期は「クリエイティブ集団」としてさらなる進展を目指したいとしましたが、今年の私達の協会の方針は、このクリエイティブな活動を主眼にして前進したいと願っています。
「POP広告クリエイター」事業の推進を担当された山口勝治氏(当協会の新監事)も、「クリエイター」の名称の意義を強調されていましたが、「クリエイト(create)とは「創造する」の意味で、「クリエイター」は「新しいものを創り出す人」ということです。だから 「POP広告クリエイター」は単なるPOP広告作成者ではなく、常にクリエイティブな姿勢が重要だと言えます。
「すべては模倣から始まる」とは昔からよく耳にする文言です。模倣は当然大切で、模倣は新しいものを生み出す端緒となります。しかし、模倣のみに頼るエピゴーネン(独創性のない模倣者・亜流)が世に多いことも確かです。
日本では、武道や茶道、芸術などの修行で「守破離」という言葉が使われます。「守」は教え・技を忠実に学び、「破」は自分なりのやり方を模索し、「離」は独自の新しいものを生み出していくといった3段階です。これはどの分野でも同じで、伝統を守る京都の老舗菓子店の経営者が、先代の技術を守りながら、その代ごとに創意が加えられて来ている、と語っているのを読みました。
私達の協会は、流通業ばかりでなくあらゆる分野の現場で活躍する団体ですが、常に業界トップの誇りと自負心を持って挑戦したいと願います。そして会員の皆様も、よりクリエイティブなPOP広告クリエイターとして活動していがだくことを心から望みます。
今後は、さらにいっそうの協会の躍進を目指し、新しい年を迎えて着実に歩んで行きたいと期待しますので、どうぞ会員皆様のご賛同とご協力をよろしくお願い申し上げる次第です。
敬具